タイのハーブティー
タイには何度か行ったことがあります。
首都であるバンコクはとにかく人が元気で、エネルギッシュ
野菜やハーブ、香辛料たっぷりの食事も、その源かなと思います。
タイもやっぱり、お茶の文化圏。
紅茶をメインに生産しています。
やはり暑いからでしょう、甘くて冷たいお茶が人気のようです。
バニラ風味の紅茶をアイスティーにして、
その中にドライフルーツやガムシロップ、スパイスなどを入れて
ゴクゴク……
コンデンスミルクを足すこともあるそうです。
あつ~いバンコク、キンキンに冷やした甘いお茶が染みわたりそうですね。
アイスミルクティーもおいしいですが、
ご紹介したいのは
ハーブ天国とも呼ばれるタイならではの、ふたつのハーブティー。
茶葉は使わず素材をそのままお茶とするタイプです。
バタフライピーティー
タイ語ではアンチャン อัญชัน と言います。
「バタフライピー」というマメ科の植物を原料とした、
目にも鮮やかなブルーのお茶。
公園やお庭で咲いているポピュラーなハーブで、
花びらを乾燥させたものをハーブティーにしています。
見た目の美しさはもちろんのこと、
目に良いアントシアニンというポリフェノールの一種がたっぷり。
(ブルーベリーで有名な成分ですね)
古くからアーユルヴェーダ医療でも用いられており、
タイではコスメやお料理にも使われているんだとか。
抗酸化作用も高いのでアンチエイジング的な効果も期待されているよう。
あっさりとしているけれどやっぱりほんのり豆の味。
レモンを加えると独特の風味が消えて飲みやすくなります。
はちみつをちょっぴり入れるとさらに美味しい
スマホやPCの見過ぎで目が疲れているな、という方は
ティーブレイクにこのお茶を取り入れるといいかもしれません。
レモンなどのクエン酸を入れると、紫色に変化するのも面白いです
手前がレモンを加えたあと。鮮やか〜!
「レモングラス」というハーブは世界中で親しまれていますが、
タイ産のレモングラスは特に香りが濃厚だと言われています。
天然成分を使用した虫除けなどにも使われているので、
お茶として飲んだことはなくても香りは知っている!
という方も多いんじゃないでしょうか。
その名の通りレモンのような爽やかな香り。
草だけだとちょっと独特の青くささを感じるかもしれません。
お茶自体にはくせがなく、すっきりとした清涼感のある味。
ドライハーブの場合は熱湯を注いで蒸らして
生の場合はお水の中に葉っぱを入れて沸騰させて煮出します。
ドライのレモングラス。いい香りがしそう〜!
良質のレモングラスから抽出したものは、何杯でも飲みたくなります。
血流を改善して代謝を良くする効果があると言われているので、
冷えの悩みやむくみが気になる人にはとくにおすすめ。
空調の厳しいオフィスに長時間いる方などは、
ポットに入れて持っていくと良さそう。
またレモングラスは、以下のような作用があるため、
古くから感染症や熱病の治療薬として利用されてきたそうです。
・鎮痛作用
・殺菌作用
・抗酸化作用
さらに、精神的にも効果あり。
セロトニンの分泌を促してリラックスさせてくれます。
タイの人って、強い太陽の光にさらされているにも関わらず、
お肌もピカピカな人が多いなと思います。
そして、冒頭にも書いたようにとっても、元気。
ハーブのパワーも一役買っていそうですよね!