美結城天蓮花麗茶 world tea lover

だいすきなお茶の魅力やお茶についての雑学を書いたブログです。

祁門紅茶

こんばんは。

 

梅雨が明けたのかな?

と錯覚するようなお天気でしたね。

夏が来るのが待ち遠しいような、

もう少しこの夏前の空気を楽しみたいような。

 

タイトルの漢字、難しいですよね。

キームン(または キーマン)紅茶 と呼びます。

 

聞いたことあるビックリマーク

っていう方も多いのではないかな。

 

この祁門(本来はネではなく示)という言葉、

どういう意味かなと思ったら、地名なんです。

 

中国は安徽(あんき)省の、祁門県。

世界最古の茶葉が収穫された土地と言われています。

 

世界三大紅茶のひとつと言われる

(といってもこれは、日本でのハナシみたい)、

キームン紅茶。

その味わいは「高級感があり、上品」と評されることが多いです。

 

第一回で中国茶の種類について書いたとき、

簡単に触れたお茶の製法。

キームン紅茶はあの製法の工程が20以上に及ぶとかアセアセ

とても手の掛かるお茶なんですね。

 

さらに、一口にキームン紅茶といっても

種類はさまざま。

 

基本的には「渋みが少なくまろやかな味わい」ですが、

熟成させたタイプのものは、

ちょっと燻製のようなスモーキーな香りがします。

あれ、なんだか癖のある香りだなあ。。。と思っても

口に含むと、思いがけずふんわり。

飲みやすーい!となるから不思議。

発酵の力ってこういうことなのかしら?なんて

思いながらいただいています。

 

ちなみに上記のスモーキータイプは、

「1級」。

中国茶には等級があって、それはまた細かいので、

また別の機会に、、、なのですが、

その上にあるのが「特級」。

一般的にはこの特級以上が上質なキーマン紅茶と

言われているそうで、

そういった極上クラスのものは

以下のように呼ばれます。

 

特貢

貢茶

礼茶

特茗

(この下に特級、1級、2級、3級、とつく)

 

一般人にはなかなか手に入りにくいようですが、

ちなみにエリザベス女王はお誕生日に、

キーマン紅茶を召し上がるそうですよ!

どんなクラスのお茶なんだろう、気になりますね。

 

1級クラスの特徴がスモーキーな香りだとしたら、

特級以上のものは

蘭やバラなどの香りがすると言われ、

とろりとしたマイルドな口当たり。

もちろんこちらも、渋みがないので、

何煎でも美味しくいただけるそう。

 

ちなみに、

スモーキーなキームン紅茶はミルクティーにして。

花のような香りのキームン紅茶はストレートで。

というがおすすめ。

 

なぜ今夜、キームン紅茶について書いたかというと、

友人がお土産のおすそ分けをくれたから。

小袋に細かい茶葉が入った、特級です。

 

今夜はこれをゆっくり楽しみます!